2005年10月30日 (日)

闘病生活・もうひとつの闘い

こいこです。
前回、膀胱炎になったお話をしましたが、お薬を飲んで無事によくなりました。

1日2回、缶詰ゴハンを3人で分けていただくのですが、これにお薬を混ぜてもらって食べました。
だけどいつも通り3人で一斉に食べ始めると、本来私が飲むべき薬みみこやゆきおの口に入ってしまいます。それだと私がお薬を飲んだことにならないので、私だけ別にゴハンを食べることになりました。

ゴハンの時間になると、お皿に少しだけ缶詰ゴハンが盛られ、それに薬を盛られみみこやゆきおは部屋に閉じ込められ、私だけ台所に呼ばれてひとりだけ先にお食事。
なんだか特別扱いです。いい気持ち。

それに、お薬を飲んでいる10日間、ほとんど毎食、私の大好きな煮汁入りゴハンでした。
しかも、いつもは3人で分けるからちょっぴりしかいただけない煮汁が、どう考えても2人分くらい!
これ、全部食べていいの?
お薬を飲むためとはいえ、なんと幸せな!

そうですよね、大嫌いな病院に行ったんだから、これくらいのご褒美はなくっちゃ。
みみこやゆきおには悪いけど、お先にいただきま~す!

ゆきお 「ママ、ドア開かないよ!?ゆんちゃんのゴハンは!?なんでこいこおねえちゃんだけ食べてるのにゃ!?ゆんちゃんだって、お腹空いたにゃ!

ドアをがしがしがし…と引っかく音がします。
おねえちゃんは病気なのよっ。1分くらい待てないのっ。

そして次のお食事のときも。

ゆきお 「なんでまたおねえちゃんばっかり!?これは差別だにゃ!ひどいにゃ!そうか分かったにゃ!ゆんちゃんはママの本当の子供じゃないんだにゃ!きっとゆんちゃんは雪の日に橋の下で拾われたんだにゃ!どこのウマノホネとも知れないヤツの子供なんだにゃ!だからママはゆんちゃんに冷たいんだにゃ!」

…心配しなくても、私もママの本当の子供じゃないわよ。
見れば分かるでしょ。

そして次のお食事のときも。

ゆきお 「ママはゆんちゃんなんかいなければいいと思ってるんだにゃ!?ゆんちゃんを餓死させるつもりだにゃ!?いくら本当の子供じゃないからって、これは幼児虐待にゃ!」

誰が餓死するって?ゆきお、ゴハンはちゃんと、人一倍食べてるくせに…

そして次のお食事のときも。

ゆきお 「今日もゆんちゃんはのけものかにゃ!?ゆんちゃんは深く傷ついたにゃ…かわいそうなゆんちゃんだにゃ…愛に飢えて心はズタボロにゃ…」

そして、お食事中じゃないときも、ゆきおの私に対する視線はやけに険しくなりました。
いつもプロレスごっこに付き合ってあげるのですが、いつになく本気モードのゆきお。
目は飢えた獣のように鋭い光を放ち、それでいて瞳の奥は絶望に満ち満ちて暗い陰が落ちています。
執拗に私を追いかけてきては首や脚や耳に咬みつくゆきお。

痛いってば!咬むときは手加減しなさいよ、遊びなんだから。

ゆきお 「こいこおねえちゃんが悪いんだにゃ…ママの愛を一身に受けていい気なもんだにゃ…ゆんちゃんはどうせ捨て猫にゃ…」

ゆきお、嫉妬のあまり冷静な判断を失ってます。
いや、もともと冷静とは程遠い猫ですけど。
…食べ物の恨みは恐ろしい…

そして次のお食事のときも。

ゆきお 「ゆんちゃんはこの耐え難い苦痛に耐えるために今まさに人格が乖離寸前にゃ…」

そして次のお食事のときも。

ゆきお 「ママ、ゆんちゃんはここだよ!?ゆんちゃんを見てよー!」

…なんか、私のせいなんですか!?
なんで病気でお薬を飲むのにこんなこと言われなくちゃいけないの!?
うう、胃が痛い…お腹も痛い…心労のあまり下痢ッピーになってしまいました…

ママ 「新しく買ったカリカリゴハンが合わないだけでしょ。心労なんて生意気言ってんじゃないの!」

がーん。ひどいわ、ママ。
こいこがこんなに悩んでいるというのに…こいこは深く傷ついたにゃ…(ゆきお風に)

確かに、新しく買ったカリカリゴハンを食べないようにしたら、下痢ッピーは治りましたけど。

そして膀胱炎も下痢ッピーも治り、いつも通り3人で一斉にお食事するようになったところ、ゆきおのご機嫌はすっかり元通りに。
私がベッドに寝ているとすり寄ってきて
ゆきお 「おねえちゃんと密着寝んねするにゃ!」

私の体のもたれかかって、幸せそうに眠るゆきお。
ふう。やれやれ。いくら血はつながっていないとはいえ、きょうだいは仲良くなくちゃね。
おちおち病気もできないですよ、まったく。

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